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STAFF BLOG

換気と島の話

2020-07-12
こんにちは、ニシムラです。
 
本日お引渡しのお家の写真を上げたいところなのですが、もう少し待てばプロの写真が上がってくるので、工事中の軒下の写真を少しだけ…。
最近のうちの物件は大体が黒×レッドシダーなのでは…!?と思ってしまいます(笑)
いま打ち合わせしているお客様もやはりその雰囲気をご希望なので、今後も増えていくかも…!?
 
 
さて、先日お客様から換気についてのご質問をメールで頂きました。
他にも最近ご来場してくださる方は性能について勉強されている方が多く、「換気は第何種ですか?」とズバリ聞いてくださる方が増えてきました。
当社は第一種換気を標準としています。しかし、よくよく考えるとHPの性能説明で換気について触れていない…。これは私が悪いですね…。
以前にも耐震性についてお客様に聞かれ、HP上に記載していなかったと気づき慌てて加筆しました。耐震等級は3ですので、ご安心ください。
 
話は戻りますが、今回ここでは換気の種類のついての説明は割愛します。
第一種換気なのでもちろん給気排気ともに機械なのですが、先日お引渡ししたお家ではモデルハウスと違うものを採用しました。モデルハウスの換気設備は給気排気ともにダクトで繋いでいるもので、今回採用したのは給気を床下全体に吹き出し、それを床ガラリから吸い上げ、排気のみをダクトとしています。つまり給気側はダクトレスです。
今回これを採用した理由としては、ダクトが少ない方が綺麗でメンテナンスしやすいこと、排気も床面なので埃や汚染された空気が排出しやすいためです。
機械本体も床下に入れるので、天井上にあるよりもメンテナンスは楽です。
ただ、最近の豪雨での床下浸水の被害を見ていると、川が氾濫する可能性がある地域ではその辺も考えて採用しないといけないと感じています。
 
そして、そもそも何故第一種換気にするのか。
一番の理由は熱のロスを防ぐためです。
機械なので計画的に換気ができることは勿論です。
でも気密をしっかりやっていることを前提とすれば、第三種にしても計算上の換気量をちゃんと換気することができます。
ですが、外の空気をそのまま入れてしまうので、夏場であれば暑い空気を、冬場であれば冷たい空気を室内に入れる事になります。
これが冷暖房負荷になり、部屋を快適な温度にするためにエネルギーを多く使うことになります。
せっかく部屋を暖めたし気密で隙間をなくしたのに、換気のために冷たい風が・・・と思うと、やはりもったいないですよね。
 
また、他にも理由があります。
それは乾燥対策です。
高気密高断熱の住宅は乾燥しやすいため、第一種換気で全熱交換型というものを採用してなるべく乾燥を防ぐようにしています。
全熱交換とは顕熱と潜熱を両方回収するのですが、簡単に言うと室内の排気から水蒸気を回収して室内に戻すことで乾燥を防いでいます。
 
当社の場合はこれに加えて、エアコンではなくふく射式冷暖房にすることでより乾燥対策を行っています。
 
もちろん、第三種換気を使っている工務店さんは沢山ありますし、初期コストのことを考えれば第一種換気は高くなりがちです。機械なので壊れる可能性もあります。
断熱や換気に関してはいろんな考え方や方法があるので、どれが一番良い、どれが正しいというのはないと思っています。大事なのは、その工務店が性能についての考えをちゃんと持っていて、材料や商品の特性を十分に理解して採用しているのかだと思います。
 
当社では、性能を考えるとやはり温度湿度の観点で換気については第一種換気の方が好ましいと考えているので第一種換気を採用しています。
 
・・・と、HPに記載を増やしておかないといけないですね!
 
 
なんだかいつも仕事の話しか書いてないので、たまにはプライベートな話も。
私が今ハマっている、どうぶつの森です。
我が島の紹介したいスポットは多々あるのですが、今回は自宅前とキャンプ場を…。
自宅は島の真ん中の一等地に建てました(笑)
センスを試されるゲームなので、いつも色々考えながら刺激を受けつつ楽しんでやっています。
今後も勝手にちょこちょこ載せていきます(笑)