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STAFF BLOG

空気と換気と気密

2020-04-09
こんにちは、営業担当のセキザキです。
 
 新型コロナウィルス感染症、 7都府県に緊急事態宣言。
 1日も早いコロナ終息の祈りと共に、私たち一人ひとりが危機意識を高め、
 感染しない、させない行動を心掛けなくてはいけませんね。
 
 
 今日のおはなしは、 “空気と換気と気密„ です。
 まずは 空気。 皆さんご存じの通り、人間は空気(酸素)を摂取しています。
 こんなデータがあります。
 人が一生のうちに体に取り込む物質の57%が室内空気だそうです。
 家の中の空気をきれいに保つことが、いかに私たちの体にとって大切なことか
 わかります。
 では室内の空気をきれいに保つにはどうしたらよいか?
 そうです。 「空気清浄機」を置くことです。最近では「一家に一台」、「一部屋に一台」、
 性能面でも花粉やホコリ、カビなどのアレルギー対策、におい除去、更には機種に
 よってはインフルエンザウィルスまで取り除くものもあります。
 しかし、高性能な空気清浄機(家庭用)をもっても除去できないものがあります。
 それは 二酸化炭素 です。
 ちょっとはなしが長くなるので簡潔に説明します。
 
 室内の二酸化炭素濃度が増えると
 ・頭がボーっとする
 ・だるくなる
 ・疲労感が増す
 更に濃度が増えると(3,000ppmを超えると)
 ・めまい
 ・頭痛
 など健康被害をおよぼします。
 ちなみに外の二酸化炭素濃度は、300~400ppmです。
 
 大人2名が8畳ほどの部屋に1時間居るだけで、1,000~1,200ppmまで増えるそうです。
 ですから 換気 が重要になるわけです。 
 
 汚れた空気を外へ出し、新鮮な空気を室内へ取り込むことで、酸素と二酸化炭素の
 バランスをとるのです。
 現在は、計画換気,24時間換気システムの設置が法律により義務付けられています。
 24時間換気システムには大きく分けて、3つの方法があります。(詳しくは割愛します)
 どれも計画的に換気がおこなわれるのです。
 そこで重要になるのが 気密 です。
 
 気密とは、内部の空気が外部に洩れない、外部の空気が内部に流入しないことです。
 家の気密が悪いということはすき間が多いということです。
 
わかりやすい例があります。
 コップに残り少ないジュースを穴があいたストローで吸ってもジュースを吸い上げる
 ことができません。
 
 換気も同じで、家の中の空気を外に排出しようと換気扇が頑張っても、すき間が多いと
 空気が抜けてしまい、空気が流れず、計画的に換気ができないのです。
 
 家にとって 気密 が重要だとわかりましたか。
 断熱性能を上げるだけでなく、室内空気にも影響を与えるのです。
 
 健康で快適な暮らし には欠かせないポイントですよ。