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STAFF BLOG

旅行の話(後編)

2021-11-06
こんにちは、ニシムラです。
前回に続き、旅の話を…。
前回はこちら【旅行の話(前編)
 
先に言っときますが、これは海外旅行に慣れていない人間の感想なので、その辺をふまえて温かい目でみてください(笑)
 
ビールで乾杯しながらツアーを終えてバンコクに戻ってきたのですが、そこでまた新たな試練が待っていました。2泊ずつ違うホテルに宿泊だったのですが、その日は3泊目でちょうどホテルが変わる日でした。同行者の方からは先にチェックインすると事前に言われていたので、一人でホテルへ。地下鉄を乗っていったのかどうしたのか記憶にないのですが、たどり着くところまでは問題なかったです。
そして問題はホテルに着いてから。同行者に着いたと伝えたいけど、部屋に行ってホテルのwifiのパスワードを確認しないとネットが繋がらない…。国際電話は高いからラインで電話したいけどそもそもネットが…。
もうこれはフロントで部屋番号を教えてもらうしかない。これが日本なら何の問題もないのですが、ここは外国。当たり前だが日本語は通じない。手元にあるのは、ネットに繋がってないと動かない役立たずな翻訳アプリ。私の英語力は中学1年レベル。
(英語が全くできない人にしかこの危機的状況は伝わらないと思いますが…笑)
 
困ったなぁと正直思ったのですが、数日前に同行者の方に言われた言葉を思い出しました。
「伝わらないから…間違っていたら恥をかくかも…と日本人はビビッて英語を話そうとしないけど、そんなの恐れないで知ってる単語を並べて身振り手振りで伝えればいいのよ!黙ってたら何も伝わらないんだから!」
 
そうだ、勇気を出すのはここしかない…!
その言葉を胸に抱きながらフロントへ行き、思い切って中1レベルの英単語を披露。
○○の名前で予約していて、既にチェックインはしている。私はそこに合流したい。部屋を教えてください。みたいなことを単語のみで訴えました。
奇跡的に通じて、部屋まで案内してもらえた時の達成感は良い思い出(笑)
本当に英語だけはちゃんと勉強しておかないといけませんね。
今こうして書いてみると、話のレベルが低すぎますね(笑)
 
そんなこんなで思いきって行動したり、チャレンジすることがとても快感でした。
外国で自分一人だけという状況だからこそできたことですが、自分では大きく成長できた気がしました。
 
観光を楽しむだけでなく、慣れない外国で色々な意味で冒険できたことが何より嬉しくて楽しかったです。
 
そして、そんな私の最終ミッションは「値切る」でした。
 
タイに行く前に、タイの市場では値切って買うのが普通だから表示通りの金額で買うのは勿体ないわよ、と同行者の方に言われていました。
確かに観光ガイドブックにも、役立つタイ語として「もう少し安くしてくれませんか?」などが書かれていました。
それを聞いた時、いやいや…日本の量販店で家電を値切ることさえできない私がタイで値切れるわけないっしょ…(笑)そんなのハードル高すぎ(笑)
と思っていました。値切る気も全くなかったです。
 
しかし、実際にタイで一人で行動したり、中1英語が通じたりしているうちに、なんだかできる気がしてきました。
そして最終日。大きなショッピングモールへ出かけました。
ショッピングモールと言っても、出店にようにお店が並んでいて日本のショッピングモールとは少し違います。
確かここでは私が別行動を申し出ました。私から提案されると思っていなかったようで、同行者の方も少し驚いていた記憶があります。
私はもともと買い物は一人でじっくりしたいタイプですが、今日が旅行初日なら一人行動なんて絶対申し出なかったと思います。この数日で謎の自信がついていたのでしょうね。
 
買い物自体もすごく楽しかったです。
そして…心の中でやり遂げなければならないミッションとなっていた値段交渉。
できたらやってみよう~どころか、これを成し遂げなければ日本に帰れない!とまで何故か思っていました。
勇気を出して、タイ語でチャレンジしてみました。もう少し安くしてというと、じゃあ○○バーツでどう?いや、もう少しお願い!みたいなやり取りを繰り返し、ガイドブックのタイ語と中1英語で無事に成功!
本当にレベルの低い話で申し訳ないのですが、海外で値切って物を購入しただけでこんなに嬉しいのかと思いました(笑)
 
無事にミッションを終え(失敗した買い物もありますが。笑)、とても満足して日本へ帰りました。
今思えば、こんな自由な旅を計画してくれなかったら、ただ付いていくだけの旅行になってしまったと思います。
もちろん一緒に行動したことも多く、いろんなところへ連れて行ってくれたり、おいしい地元のお店や現地の友達を紹介してくれました。
友達と行くのとはまた少し違う、素敵な旅行でした。
タクシーでぼったくられそうになったり、海外ならではの危険もありましたが。
 
コロナが世界的に落ち着いたら、また海外旅行に行きたいですね。