本文へ移動

STAFF BLOG

たまにはこんな話も・・・

2021-02-07

こんにちは、設計のニシムラです。

 

昨日はエネルギーパス協会理事の吉田さんを講師に招き、家づくりセミナーを開催しました。

このコロナ渦の状況ですので、消毒と換気をしっかり行い、座席もかなり離し、密を回避しての開催としました。

当社も定期的に自社でセミナーを行っておりますが、やはり外部の専門の方にお話をしていただくと、お客様も会社への先入観なしに聞けるので、より参考にしやすいかと思います。

ここ最近は本当にほとんどのお客様がよく勉強されており、家はただの箱じゃなくて、家族を守るためにしっかりと性能を持った箱でないといけないと、分かっている方が多いです。

まさにその通りで、何十年と住むものだからこそ、目先の安さやデザインに惑わされず、家族も守るシェルターにしなければなりません。

これから家づくりをする方に是非聞いてほしい内容でした。

また開催した際は、ぜひご来場ください。

 


話は変わって…

高崎の現場がいよいよ大詰めになってきたところで、先日前橋で建て方を行いました。

耐震等級3、UA値0.3のゼロエネ住宅です。

2/20(土)・21(日)で断熱・気密体験会を行いますので、まだまだネットで調べているのみで実際の気密の様子など見たことがない…という方など、ぜひ足を運んでみてください。

こちらも密にならないように、しっかり感染対策を行います。

 

 

番宣に来たのか、というほど宣伝と告知ばかりの内容になってしまいましたが…。

他の話…というと、私の設計としてのこだわりか、おすすめのゲームの話か…。

多分後者は需要がないので、前者とさせていただきます。

 

断熱性能、気密性、耐震性はHPやブログやパンフレットなどの媒体に記載している通り、当社が自信を持って提供できる仕様です。

ここは絶対ブレてはいけません。ですが、いくら性能のいいサッシを採用しても、日射を考えた設計ができていなければ夏は暑いし冬は寒いです。

私の場合、どの時期のどの時間帯にどれくらい日が入るかを1棟ずつきちんと確認して、その窓にあった庇の出幅を決めています。

そもそも建物をどこに配置するのかによって日当たりは大きく左右されるので、まずはそこからきちんと確認して考える必要があります。

配置、日射の取得と遮蔽方法、サッシの位置とサイズ、ガラスの種類…、検討すべき点は多岐に渡ります。

ただ、この日射の話は参考画像などを用いてしっかり説明したいのと、実際に来場された際に直接お話するようにしているので、今回は普段話さない精神的な部分を少し書きます。

 

上述の通り、性能を担保できる設計にすることの他に、私の中で譲らないようにしていることがあります。

それは、絶対自分で納得したプランを出すということです。

これは一から考えるファーストプランでたまにあることなのですが、何かしっくりこない…という時。

間取りとしても成り立っているし、お客様から頂いた要望も一応満たしてはいる……。このまま出しても問題はないのかもしれないけど、何か自分の中でイマイチだと感じる。

こういう時は何度でも消して練り直します。これだ!と自分で自信を持って出せるプランになるまで。

勿論、社会人であり会社員なので、決められた時間内に一定以上の業務をこなさないといけないのも分かっていますし、それも非常に大事なことです。

ただ、そもそも自分がいいと思ってないプランをお客様に提案するのは嫌なので、できる時間内で一番の物を作るようにしています。

それなので、私の中でよくあるプランというのが存在しません。

いま着工している物件も、ご提案している物件も、どれも間取りは全然違います。

私は量産型住宅の設計ではなく注文住宅の設計なので、その辺のプライドは捨ててはいけないと勝手に思っており、それがお客様に真摯に向き合うことだと考えています。

何千万円ものローンを組んで何十年と住む大事な家ですから、適当に決めたよくある間取りや私の好みうんぬんではなく、そのお客様に合った一番のものを出したいというのが素直な気持ちです。

 

 

何故自らハードルを上げることを書いてしまったかな……と若干思っていますが、1棟ずつ真剣に考えて作っているということを知っていただけたら嬉しいです。