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STAFF BLOG

9月17日といえば…

2020-09-17
ニシムラです。
先日までの猛暑が嘘のように涼しくなり、もう秋を感じている今日この頃です。
今年は残暑が長いと聞いていたので、9月いっぱいは暑いのかと思っていたのですが…。
程よい気温で助かる反面、雨が多くて洗濯物を外に干せなくて困っています。
 
さて、とても私事になるのですが、本日誕生日を迎えました。
年齢は伏せますが、「大台に乗ったね」と母に言われました(笑)
私自身、もうこんな歳になったのかという思いと、こんないい歳して、なんて未熟なんだと思う気持ちがあります。もうとっくに大人なのに、どこか子供のように甘ったれた気持ちがあるなと日々感じています。歳の数は増えていくけど、中身は伴っているか…と自問自答してみたり。そこで冷静に考えてみると、出来ることは増えたし若い頃とは考え方や感じ方が変わってきている…とは思うので、やはりそれは歳を重ねた結果なのでしょう。ただ、もっと意識して自分自身を成長させないといけないなと強く感じています。
 
また、同級生たちが次々と結婚・出産していくのを見ながら、自分の人生はどうしていこうかと悩んだ時期もありました。仕事、出産、どちらも年齢的なことを考え、女性は悩むことがあるのではないでしょうか。
「女性が活躍できる社会」「出生率の上昇」この二つは相反するものだと私は感じてしまいます。子育て支援や働き方改革で男女ともに働きながら子育てがしやすい環境が作れるような政策が取られていますが、実際には出生率は上昇していませんし女性の労働率の上昇幅も小さいのが日本の現状です。うまくすればこの二つはどっちも良い方向へ持っていけるのに、「相反する」と感じてしまう。
ただもちろん産まないという選択をすることは悪いことではないですし、そこは責められるべきことではないと思っています。でも、産みたいと思ったときにそれをみんなでサポートできる社会でないといけないのではないでしょうか。
 
では、私にできることは何か?
そこはやはり住宅でしょう。
子育てしやすい家づくり!みたいな謳い文句がよくありますが、何をもって子育てがしやすいと言うのか。おそらく一般的には、家事動線や間取りです。
確かに家事動線は重要だと思います。仕事や家事をしながら子供の面倒をみるわけですから、家事の時短は絶対条件ですし、子供の様子を常に見ることができる空間づくりも大事です。
でも、いくら家事動線が優れていて家事がスムーズでも住環境が最悪だったらどうでしょうか?
暑い、寒い中での家事や作業は辛いですし、効率も下がります。何より、体調を崩しやすくストレスも溜まります。
私がいま住んでいる賃貸アパートでは、キッチンの窓から西日がとても入ってきます。
夏場の夕飯準備の頃はキッチンが日差しでものすごく暑くて…立っているのも辛いです。しかも変わった窓形状で、何故かここだけカーテンがつけられないようになっています。設計士さん、もっと考えてくれてもよかったんじゃないかな!?西側なんだし庇くらい付けてくれるかせめてカーテン付けられるようにしてくれればよかったのに!と顔も知らない某メーカーの設計士を日々恨んでいます(笑)
これだけでも夏場はキッチンに立つのが結構ストレスです。このような温熱のストレスは絶対いけないです。
 
どこにいても夏は涼しいし、冬は暖かい。そして電気代が安い。もちろん地震にも強い。
私はこれが子育てをしやすい家の基本だと思います。
この基本条件を大前提として、プラスで便利な家事動線や収納、空間づくりを住む人の生活スタイルに合わせてご提案するのが、私の仕事であり、私なりの女性・子育て支援でもあります。
何故こんなことを考えるかというと、建築社会はまだまだ男社会だと感じているからです。
この業界に入ったのは21歳の時ですが、その時から感じていました。女性である自分が設計をやるなら、女性の味方である設計士でいたいと常日頃思っています。
※もちろん男性の敵という訳ではありません(笑)
ですが自分の性格が割と男性寄りなのは感じているので、女性らしい感性を今後もっと高めていきたいですね。
 
 
誕生日を迎えての抱負を書こうと思っていたら、話がどんどん家づくりへ引っ張られてしまいました…。
話の顛末をきちんとコントロールして文を書けるようになる、というのも目標に追加します…!